Google は Google Workspace で Gemini アドオンを利用しているユーザーおよび Google One AI プレミアムに加入している個人の Google アカウントユーザーが、Google ドキュメント、Google スプレッドシート、Google スライド、Google ドライブのサイドパネルで Gemini が利用可能になったことを発表しました。
すでに一部にユーザーでは展開されていましたが、今回の発表により Gemini が一般提供されるようになります。このサイドパネルの Gemini では、メールやドキュメントなどの要約や分析、生成を行うことができ、アプリケーションやタブを切り替える必要がなくなります。新しいインターフェースでは、作業中のコンテンツが自動的に要約され、内容に応じたプロンプトが表示されるため、ユーザーはすぐに Gemini を開始できます。
このサイドパネルでは、Gemini 1.5 Pro モデルなど最も高性能な AI モデルが仕様されます。Google のブログでは次のようないくつかの例が挙げられています。
- ドキュメント : コンテンツの作成や改善、情報の要約、ブレインストーミング、他のファイルに基づいたコンテンツの作成
- スライド : 新しいスライドの作成、カスタム画像の生成、プレゼンテーションの要約
- スプレッドシート : 表の作成、数式の生成、特定のタスクを実行するための方法を質問する
- ドライブ : 1つまたは複数のドキュメントの要約、プロジェクトに関する情報の質問、トピックの詳細を質問
この他に Gmail にもサイドパネルの Gemini が導入されており、メールスレッドの要約やメールの下書き、スレッドへの返信提案などを使うことができます。
これら新しいサイドパネルの Gemini は、即時リリースドメインでは2024年6月24日から最大3日で完全展開され、計画的リリースドメインでは2024年7月8日から最大15日かけて段階的に展開されます。
なお、冒頭でもお伝えしたようにサイドパネルの Gemini は Google Workspace で Gemini アドオンを利用しているアカウントまたは Google One AI プレミアムに加入している個人の Google アカウントでのみ利用可能です。
- Gemini BusinessおよびEnterpriseアドオン
- Gemini Education および Education Premium アドオン
- Google One AI プレミアム
さらに言えば、現時点では日本語で使えるかどうかはわからない(正式に対応が書かれていない)ため、英語のみ利用できる可能性があります。
Source Google Workspace Updates