ASUS が米国の教育技術展(ISTE)にてすでに発表されているいくつかの Chromebook に加え、昨年発売されている Chromebox の CPU アップグレード版となる｢ASUS Chromebox 5a｣も発表しました。
昨年リリースされた｢ASUS Chromebox 5｣には、インテル第12世代の Celeron 7305 または Intel Core P シリーズプロセッサが搭載されていましたが、新しい｢ASUS Chromebox 5a｣には第13世代の Intel Core U シリーズプロセッサが搭載されるようになりました。なお、Celeon 7305 は引き続き含まれています。
デザインなどは基本的に変わりませんが、ポートの仕様にいくつかの変更点と追加が加わっており、大きなアップグレードというよりもマイナーチェンジモデルとなります。
新しく発表された｢ASUS Chromebox 5a｣のスペックは次のとおりです。
スペック
| CPU | Celeron 7305 Core i3-1315U Core i5-1335U Core i7-1355U |
| RAM | 4GB (Celeron) 8GB (i3 / i5) 16GB (i7) |
| 内部ストレージ | 128GB M.2 SSD (Celeron / i3 / i5) 256GB M.2 SSD (i7) |
| 外部ストレージ | microSD |
| Webカメラ | – |
| フロントポート | USB-A (3.2 Gen2) ×1 USB-A (3.2 Gen1) ×3 microSDスロット イヤホンジャック |
| リアポート | USB-C(3.2 Gen2) ×1 USB-A (3.2 Gen2) ×2 HDMI 2.1 ×2 DisplayPort ×1 1GbpsEthernet(RJ45) ×1 |
| ネットワーク | Wi-Fi 6E Bluetooth 5.3 |
| その他 | VESAマウント対応 |
| サイズ | 166.5×165.8×45.9mm |
| 重さ | 800g |
昨年からの変更点を挙げておくと、USB-A ポートの数が前後とも1つずつ増えており、USB-C ポートが Thunderbolt 4 規格ではなくなりました。またイーサネットも2.5Gから1Gへと変更されています。
CPU に関しても前世代よりシングルコアのパフォーマンスは上がりますが、マルチコアパフォーマンスに関しては前世代のほうが優れていることになるため、アップグレードと言うべきかは少し悩ましいラインです。
一方、前世代はベースモデルが309ドルからとなっていましたが、新しい｢ASUS Chromebox 5a｣は294ドルからとなっているため、開始価格が少しだけ下がったことがメリットです。海外では次のような価格になります
- Celeron 7305 / 4GBRAM / 128GB : 294ドル
- Core i3-1315U / 8GBRAM / 128GB : 515ドル
- Core i5-1335U / 8GBRAM / 128GB : 660ドル
- Core i7-1355U / 16GBRAM / 256GB : 980ドル
ただ、この価格は前世代が B&H で販売されていた価格と変わらないため、良くも悪くも据え置きになるようです。
現時点では｢ASUS Chromebox 5a｣の日本投入は不明ですが、ASUS JAPAN は教育市場向けで力を入れているので、もしかしたらリリースされるかもしれません。
