Google が昨年9月にホワイトボードアプリの Jamboard とハードウェアの Jamboard を2024年内に終了することを発表し、スケジュールも公開していますが、改めて2024年10月1日から Jamboard アプリは段階的に終了することが通知されました。
2024年10月1日から12月31日にかけて Jamboard アプリは「表示専用モード」になり、ウェブ、Android、iOS などプラットフォーム問わず新規の Jam 作成や既存の Jam の編集ができなくなります。ただし、期間内であれば Jam ファイルのバックアップを行うことができます。
現在、ドライブに保存されている既存の Jamboard ファイル(.jam)は、2024年10月1日からすべて PDF ファイルへと自動変換され、変更前の Jam ファイルと同じドライブ内に保存されます。なお、変換後の PDF にはいくつかの注意点があります。
- PDF への変換はできる限り元の内容を維持する形で行われますが、貴組織のユーザー様には、あらかじめ Jam を弊社の提携パートナーのサービスに移行し、今後もそれらのファイルを使用できるようにすることをおすすめいたします。
- 変換後の PDF の作成日と最終更新日は元の Jam と同じ日付になり、共有先も Jam のものが引き継がれます。
- PDF への変換が完了した後に元の Jam ファイルに加えられた変更(ファイルの場所や共有リストなど)は、PDF には反映されません。
- 元の Jam が別のユーザーに移管されたもののそのユーザーがオーナーになることを承諾していない場合、変換後の PDF のオーナーは元のオーナーとなります。
- Vault をご使用の組織では、組織で定めている保持ポリシーと記録保持(リティゲーション ホールド)が変換後の PDF に適用されます。
PDF 変換後も元の Jam ファイルはドライブに残るため、他のホワイトボードアプリ・ツールにインポートして移行することができます。ただし、2024年12月31日を過ぎると Jam ファイルが削除されてしまうため、それまでに移行を完了させる必要があります。
なお、Google からの通知メールは Jamboard アプリを利用または Google ドライブに少なくとも1つの Jam ファイルが保存されているユーザーに届いているようです。
今後もホワイトボードアプリを使用する場合、Google Workspace と連携しているホワイトボードパートナーサービスの FigJam、Lucidspark、Miro のいずれかに移行を検討することを推奨しています。
今回の Google Jamboard の提供については、Google 公式の Jamboard ヘルプをご確認ください。