現在の Android デバイスでは、充電を「急速充電」として検出するデフォルトの電力は 7.5W になっていますが、最近の報告では Android 15 でこのしきい値が引き上げられ、20W以上の電力でなければ急速充電とならない可能性があるようです。
これは Android Headlines が情報筋からの話として共有したもので、最新の Android 15 Beta アップデートで新しい20Wという数値を発見したとしています。ただ、現時点ではまだ実装されておらず、少なくとも現時点では7.5Wで急速充電と見なされるままになっています。
Google Pixel デバイスに限らずほとんどのデバイスは7.5W以上の電力で充電することができ、一部のデバイスでは100W超える電力でも充電に対応しています。また、充電器メーカーも同様に大きな電力を供給する充電器を多数リリースしていますので、7.5Wで急速充電はかなり低いしきい値です。
また、しきい値が低いことで7.5〜8Wでも急速充電として認識されてしまえば、必要以上に時間がかかったり正しく充電できているかを判断することも難しくなります。
いずれにしても Google は Android 15 でこの機能を実装する可能性があり、今後リリースされる Android 15 Beta アップデートでも提供されるかもしれません。
ちなみに Google Pixel 8 Pro も最大30Wの有線充電に対応していますが、他のフラッグシップ Android スマートフォンに比べると低く、今回の20Wというしきい値もまだ足りない気がします。