Android 15 Beta 3 が Pixel デバイス向けにリリース。プラットフォーム安定版にアップデート

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Google Pixel 8 Pro の起動時の Google のロゴの写真

Google は Pixel デバイス向けに Android 15 Beta 3 のリリースを発表し、本日から展開を開始しています。このリリースにより、Android 15 は安定版に向けて一歩前進したことになり、ほとんどは安定性を重視したアップデートになるため、新機能などの追加はごくわずかとなっています。

Android 15 Beta 3 で追加・変更された点として、主にパスキーとパスワードマネージャーのユーザーエクスペリエンスの向上が含まれています。Android Developers Blog の投稿によれば、ユーザーは顔認証、指紋、画面ロックのいずれかでパスキーを使用して、Android 15 を対象とするアプリに1タップでログインできるようになりました。

また、パスキーを使用してログインするための通知を閉じてしまった場合でも、キーボードの候補やドロップダウンなどの自動入力からパスキーやその他のパスワードマネージャーの候補が表示されるようになります。

Android 15 Beta 3 で解決されている主な問題は次のようなものが含まれています。

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解決済みの主な問題

  • setDiscoveryTechnologyメソッドを使用してポーリングを無効にしてもポーリングが無効にならない問題を修正しました 。(問題 #341196917)
  • 場合によってはシステム共有シートが読み込まれない問題を修正しました。(問題番号 340936670 )
  • スクリーン セーバー オプションにアクセスするとシステム設定アプリがクラッシュする問題を修正しました。(問題 #340917853 )
  • 通知が画面に表示されているときに画面ロック解除アイコンが表示されることがある問題を修正しました。(問題番号 340923963 )
  • モバイル ネットワークのセキュリティ設定を変更できない問題を修正しました。(問題 #335438231 )
  • CPU プロファイルの実行時に Simpleperf がクラッシュする原因となっていた Android エミュレータの問題を修正しました。
  • アプリがクラッシュした後も Bluetooth LE スキャンがシステムに残る可能性がある問題を解決しました。
  • スキャン応答データが 31 バイトの制限を超えた場合にAdvertisingSet.setScanResponseData返されない Bluetooth LE レガシー広告のバグを修正しました 。ADVERTISE_FAILED_DATA_TOO_LARGE
  • BluetoothGattServer.connectアドレス タイプをネイティブに渡すことによって GATT サーバー上で LE 接続エラーが発生するバグを修正しました。

2024年6月のセキュリティパッチが適用された Android 15 Beta 3 は、Pixel 6、Pixel 6 Pro、Pixel 6a、Pixel 7、Pixel 7 Pro、Pixel 7a、Pixel Tablet、Pixel Fold、Pixel 8、Pixel 8 Pro、Pixel 8a のベータプログラムユーザーに展開されます。

なお、今回のアップデートでプラットフォーム安定版となるため、このままスムーズに進めば最終リリースまでは7月または8月に展開される Android 15 Beta 4 の1回のアップデートだけとなります。

より詳しい Android 15 Beta 3 のの内容は Android Developers のリリースノートを参照してください。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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