Google Pixel 9 シリーズについて続々とリークが行われていますが、今回は「Google Pixel 9」の名前で 再び Geekbench に登場したことが報告されました。今年2月にも「Google Tokay」の名前で Geekbench に登場していましたが、ここでは登録名と Model も「Google Pixel 9」として表記されています。
このベンチマークの結果では、シングルコアスコアが1,653、マルチコアスコアが3,313というスコアを達成しています。数字だけ見ると Snapdragon 8 Gen 3 などのハイエンドチップだけでなく、Tensor G3 を搭載した Pixel 8 シリーズよりもわずかに低いスコアになります。
とは言え、ベンチマークでは様々な条件の違いや内部的な最適化の影響で数値が変化するため、これが絶対的に数値ではありません。現に以前 Geekbench で発見されたときはシングルコアが1,048ポイント、マルチコアスコアが2,788でしたので、今回の結果はかなり性能が向上したように見えます。
また、今回 Geekbench に登場したことで、Google Tensor G4 プロセッサのコア構成に関する情報が裏付けられました。Tensor G4 には1つの 3.1GHz プライムコア、3つの 2.6GHz コア、4つの 1.95GHz コアが搭載され、Mali-G715 GPU と 8GBRAM が搭載されていることが確認できます。
ただ、スコアが向上していることは歓迎ですが、前回プロトタイプとともにリークされたベンチマークでは Google Pixel 9 (Tokay) は12GBRAM を搭載する可能性が示されていました。もし RAM 容量が削減されるとなると少々残念です。なお、他の2つのモデルはプロトタイプでは 16GBRAM を搭載していました。
いずれにしても現時点ではベンチマーク上の結果であり、実際のデバイスがどのようになるかはわかりません。しかし、大きな進化はないかもしれませんが Google は Tensor G4 のパフォーマンスを確実に改善しているようです。
Pixel 9 シリーズについては今後も情報が出てくるはずなので、情報が出てくればまたまとめていきます。
Source Geekbench