Google のミッドレンジスマートフォン Google Pixel 8a に関して、GSMArena のバッテリーテストの結果ではフラッグシップ Pixel 8 よりもわずかにバッテリーが長持ちする結果を示しましたが、その他の同サイズのスマートフォンと比べるとやや劣る結果になったことが報告されています。
Pixel 8a には4,492mAhバッテリーが搭載されており、フラッグシップの Pixel 8 が搭載する4,575mAhよりもわずかに少なくなっています。しかし、GSMArenaが実施したバッテリーテストの結果では、Pixel 8 のアクティブ時間が11時間17分だったことに対して、Pixel 8a は11時間25分になったとしています。
どちらも Tensor G3 プロセッサを搭載しており、時間的に数分の差であるため基本的にほぼ変わらないとも言えますが、Pixel 8a のディスプレイサイズは Pixel 8 の6.2インチに対して6.1インチとわずかに小さいことが結果に影響している可能性があります。
このバッテリーテストの結果では、Pixel 8a での通話は23時間、ウェブ閲覧は10時間超、動画視聴も13時間超、ゲームは7時間となりました。コンパクトなスマートフォンとしては十分な結果だと思います。ここでは Pixel 8 Pro との比較は提供されていませんが、少なくとも Pixel 8 と同じかやや長持ちするという結果に落ち着いています。
一方、同テストでは他のフラッグシップスマートフォンとも比較されており、その結果は他に遅れを取っていることが示されています。
とくに Xiaomi と iPhone には1時間以上の差をつけられており、Pixel 8a も優れたバッテリーパフォーマンスですが Apple や他のフラッグシップ Android スマートフォンには及ばないといえます。
私も先日 Google Pixel 8a の実機レビューを投稿していますが、Pixel 8 Pro よりも駆動時間が短く、Pixel Fold に近いという評価をしています。この結果を見ると厳し目な評価をしたようにも思いますが、あくまで私の使い方の範疇ですので、ユーザーやテストによって当然異なる結果になります。とは言え、シミュレート上のテスト結果では Pixel 8 と変わらないかわずかに長持ちするということであれば、むしろ良い結果だったと思います。
今後リリースされる Tensor G4 あるいは TSMC との協力による Tensor G5 で、どのような変化が起きるかはわかりませんがさらなる改善と向上に期待です。
Source GSMArena