Google はウェアラブルデバイス スマートウォッチ向けの最新 OS の開発者向けとなる Wear OS 5 Developer Preview のリリースを発表しました。新しい Wear OS 5 では継続してバッテリー駆動時間の改善に注力しており、Wear OS 4 に比べてパフォーマンスの向上と消費電力の効率化が期待できます。
Google によれば、Wear OS 5 では現行の Wear OS 4 と比べてパフォーマンスが向上しており、ワークアウトの追跡がより効率的になったとしています。例えば、マラソンを走る場合であれば Wear OS 5 は Wear OS 4 よりも消費電力が最大20%少なくなるとしています。
また、Google は電力効率の高いアプリを開発できるよう電力とバッテリーを節約するためのガイドをリリースしており、開発者にも電力効率の高いアプリやウォッチフェイスを構築するよう促しています。開発者向けでは多くの変更が加えられており、新しい Wear OS 5 エミュレーターを試して新しいプラットフォームバージョンとの互換性がテストできるようになっています。
Wear OS 5 では Wear OS 4 で導入されたウォッチフェイスフォーマットの新しいバージョンが含まれており、開発者がウォッチフェイスを簡単に作成できるようになります。このフォーマットで作成されたウォッチフェイスは他に比べて電力効率が高くなります。新しいバージョンになったことで気象情報にアクセスできるようになりました。この他の開発者向けの変更点についてはこちらをご覧ください。
なお、Wear OS 5 は Android 14 をベースに構築されています。過去数年、Wear OS は Android のメジャーアップデートと一緒にバージョンアップされているため、もしかしたら Wear OS も毎年メジャーアップデートが展開されるようになるかもしれません。
Source Google