Gemini Nano が Google Chrome ブラウザにも導入。組み込みの AI 機能を活用できるように

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Google はGoogle I/O 2024 の発表のなかで Gemini Nano を活用した AI 支援機能を Google Chrome ブラウザに導入したことも発表しました。

これまでに Google は生成 AI 機能を使うことでライティングの支援に使うことができる Help Me Write 機能を Google ドキュメントやメッセージなど様々な場所で使えるようにしています。今回、Google はこの生成 AI 機能を Chrome ブラウザにも導入しており、Chrome 126 (現在の Canary) 以降、Gemini Nano が統合されたことを明らかにし、これにより Gemini Nano を活用したライティングの支援を Chrome ブラウザ上で受けることができるようになります。

Gemini Nano は現在 Pixel 8 シリーズや Galaxy S24 などの Android スマートフォンに直接導入(オンデバイス)されている AI モデルで、テキストの翻訳や文字起こし、会話の要約機能など多数の AI 機能を使うことができます。もちろん、ブラウザであればより強力な AI モデルである Gemini Ultra や Gemini 1.5 Pro にアクセスすることもできますが、Chrome ブラウザに直接導入することで、サーバーに接続することなく素早く生成 AI 機能を使用できるようになります。

Google は AI を活用した Chrome の機能はほとんどのデスクトップ、ノートパソコンで動作すると述べており、Help Me Write 以外にも Google は Web 開発者が利用できるようになる Gemini を活用した新機能も予告しています。これには高レベル Web API により、AI によって提供される文字起こし、翻訳、キャプションへの簡単なアクセスが含まれます。

この機能の展開は段階的に行われ、Chrome の Gemini Nano は Chrome v126 以降で利用可能になります。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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