Google は開発中の Android 15 の新機能のひとつとして、ディスプレイの明るさを通常よりもさらに暗くするための「even_dimmer」と呼ばれる機能を追加する可能性があることが報告されました。
現在のスマートフォンの明るさの調節は、デバイスの周囲光センサーを使用して周囲の光の強さを測定します。これに合わせてデバイスのディスプレイの明るさを自動的に調整しており、この明るさの範囲はパネルによっても異なるため、デバイスによっても暗さと明るさの最小・最大が変わってきます。
通常、寝る前の布団の中など暗い場所でも快適に使用できるよう明るさを自動的に調整しますが、それでも明るいと感じる場合が多々あります。この場合、Android 12 で追加された[ユーザー補助]の設定にある[さらに輝度を下げる]という機能を使うことで自動調整される範囲を超えて、より暗く設定ができます。
Android Authority によれば、今回新たに発見された even_dimmer は、いままでのように手動で明るさを調整するのではなく、「特定の非常に暗い状況下で、既存の輝度よりもさらに低い輝度に設定できる機能」といったものになる可能性があるとしています。そのため、今のように毎回手動で[さらに輝度を下げる]必要がなくなります。
この機能が実際に追加されれば、電気を消した部屋のなかでついスマホを見てしまう場合でも、目の負担は少し軽減されることが期待できます。
とは言え、現時点では Android 15 Beta 1.1 でもこの機能が存在しておらず、正確な機能についてはまだわかりません。解釈が異なる可能性もありますので、あくまで開発中の1機能であることを留意してください。