Google はこれまでに Android スマートフォンの Google ウォレットアプリにいくつかの変更を加えてきていますが、今後追加される機能のひとつとして Wear OS の Google ウォレットで支払いをするとき、PIN コードを入力するように求められる可能性があることが報告されました。
この報告は Reddit ユーザー によるもので、Wear OS スマートウォッチでタッチ決済を行う前に PIN コードを入力する必要があったとしています。これまではスマートウォッチを外しているときや装着した後に PIN を求められますが、ウォッチのウォレットを使った支払いで PIN を入力することはなかったので、手間が増えることになります。セキュリティを重視して利便性が犠牲になってしまうパターンです。
Google は最近のアップデートでスマートフォンのウォレットで支払いするときに「セキュリティ保護のためデバイスで画面ロックを設定し、本人確認を行う必要がある」ことを明らかにし、PIN、パターン、パスワード、またはクラス3の生体認証によるロック解除を求めるようになりました。
Google ウォレットのサポートページなどでも、本人確認に関するアップデートはスマートフォンだけを対象にしているような書き方をしているため、スマートウォッチもこれに含まれているかは明確になっていません。また、支払いがクレジットやデビットなのか、電子マネーも対象になるのかも不明です。
いずれにしても、現時点ではこの機能は広く展開されているわけではなく、サポートページに記載がないことから意図した挙動ではない可能性もあります。ユーザー側からはどうすることもできないので、しばらくは様子見するしかありません。
via 9to5Google