Acer の子会社となっている AOPEN から、コンパクトサイズの新しい Chromebox となる「AOPEN Chromebox Mini 2」が正式発表となりました。すでに1月には情報が出ていましたが、詳細が公式サイトで掲載されています。
このモデルはコンパクトかつ堅牢性を重視しており、KIOSKやデジタルサイネージでの利用を想定したファンレス仕様の Chromebox です。同じようなデバイスはこれまでにも Lenovo Chromebox Micro や Acer Chromebox Mini が発表されています。
デザインは以前の AOPEN Chromebox と変わらずアンテナを備えており、金属とアルミニウム筐体で MIL-STD 810H に準拠した堅牢性、粉塵などから内部コンポーネントを保護するような作りになっていることが特長です。
「AOPEN Chromebox Mini 2」のスペックは次のとおりです。
スペック
OS | ChromeOS |
---|---|
CPU | Celeron N4500 |
RAM | 8GB LPDDR4 |
内部ストレージ | 32GB eMMC |
外部ストレージ | – |
前面ポート | USB-A (3.0) ×3 |
背面ポート | HDMI (1.4b) ×2 USB-C ×1 USB-A (3.0) ×2 RJ45 Ethernet ×1 アンテナポート ×2 |
ネットワーク | Wi-Fi 6 Bluetooth 5.2 |
その他 | MIL-STD 810H ファンレス |
サイズ | 159 × 119 × 32mm |
重さ | 890g |
2024年ではエントリークラスの性能となりますが、オフィス業務などで負荷をかける作業ではなく、KIOSKやデジタルサイネージなど長時間動作させるような使い方を想定しているため、高性能というよりも安定性を重視したデバイスです。
また、外部電源スイッチ機能に対応しており、これを組み込むことで再起動のために KIOSK を開いたりデジタルサイネージにアクセスする必要がなくなり、メンテナンスが簡単にできるようになっています。
一般販売されるようなデバイスではなく、日本でもほぼ目にする機会はないと思いますが、AOPEN もエンタープライズ向けに ChromeOS デバイスをリリースし続けています。詳細については AOPEN の公式サイトをご確認ください。
ちなみに AOPEN Chromebox Commercial 3 もリリースされています。