昨年、Qualcomm は Windows 向けに ARM ベースの CPU となる Snapdragon X Elite を発表しましたが、新たに Snapdragon X Plus チップの開発に取り組まれていることがリークされ、より手頃な価格のデバイスに搭載される可能性が示されています。
この情報は WinFuture によるもので、Snapdragon X Plus は Snapdragon X Elite の縮小版になるとしており、Elite の12コア構成から10コア構成に変更される可能性があるとしています。なお、このSKUの番号は X1P となっていて、Snapdragon X Elite が X1E とされていることから、名称は Snapdragon X Plus になると予想されています。
Qualcomm は少なくとも2月からテストを行っており、Snapdragon X Plus には X1P44100 および X1P46100 という2つの種類が存在しています。テストでは 16GB LPDDR5 RAM と 256GB UFS4.0 ストレージ、モバイルネットワーク用の Snapdragon X65 5G モデムが使用されたことも伝えています。
Snapdragon X Elite は Windows 向けの Apple の M1 チップ以降と同じようなもので、性能だけでなく電力効率が大幅に向上することで、今までネックになっていた性能とバッテリー駆動時間の両立が Windows デバイスでも実現する可能性があります。Snapdragon X Plus も同じ性質を持つため、より手頃なデバイスでも実現が期待できます。
現時点ではクロック周波数やコア数などの詳細は不明で、リリース時期もまだわかりません。Elite に関しても発表はされていますが、実際の製品投入はまだこれからとなります。