Google は公式ブログにて、デジタルに溜めている様々なデータを整理整頓するために、役立つ5つの AI ツールを紹介しました。ここでは不要になったファイルや容量を圧迫している写真、長いあいだ忘れられているメールやブラウザのタブなどを整理整頓、解消する方法があります。
フォトグルーピング
Google フォトを使用している場合、バックアップ機能を利用してデバイスのローカルストレージの容量を節約することができます。また Google フォトでは保存だけでなく AI を使用して簡単に検索することができます。
ここでは最近のアップデートで追加された重複した写真や類似した写真を識別、グループ化する機能である「フォト グルーピング(Photo Stacks)」が紹介されています。また、Google フォトのドキュメントスキャナ機能によるレシートやスクリーンショットなどを自動的に分類する機能も紹介されています。
Gmail のカテゴリ
続いて Gmail のタブ付き受信トレイにおけるカテゴリ分類機能(メイン、プロモーション、ソーシャル、新着、フォーラム)について紹介されています。
これを利用することで受信メールをAIによって分類することができ、大量のメールに埋もれたり手動でラベルを設定する必要がなくなります。タブを移動させるにはメールをドラッグアンドドロップすることで移動できる方法なども紹介されています。
このほかにはスマート作成やスマートリプライ、パーソナライゼーションツールなどの AI 機能について触れられており、メールの内容からカレンダーに自動追加したり、荷物の追跡ができる機能などもあります。
Gemini に質問する
Gemini に質問することで、今抱えている問題や次に何をするべきかのヒントを得ることができるとしています。ここではスポーツのトレーニングに関して相談することで、プランを作成したり、そのプランをスプレッドシートにエクスポートできること、一般的な質問からTodoリストを作成することなどが紹介されています。
Gemini を使って整理する
この機能は Google One AI プレミアムプランを利用しているユーザー向けですが、Gemini を利用して Gmail、ドキュメント、スプレッドシート、Meet などでも計画や整理を行うことができます。Gemini に相談してファイルや下書きを作成することで、スムーズに作業が進められることが紹介されました。
ただ、単純に作成をお願いしても言うことを聞いてくれない可能性があるため相談の仕方や工夫が必要になります。
Chrome のタブを整理
最後に Chrome ブラウザのタブを整理する方法として、「類似タブの整理(タブオーガナイザー)」が紹介されました。この機能は AI を使って、開いているタブの内容の基づいてタブグループを提案・作成するものですが、現時点では米国または英語でのみ利用することが可能です。
以上が Google が紹介している「デジタルライフの整理に役立つ5つの AI ツール」です。すでに利用しているユーザーも少なくありませんが、新しい AI ツールは Gemini も含めて日本語環境ではまだまだこれからといったところなので、今後の対応や発展に期待したいです。
Source Google