Android の Google ウォレットアプリに新しく「認証設定 (Verification settings)」という設定項目が追加されました。これは「ウォレット内の支払い方法やパスを使用するときに本人確認が必要かどうか」を選択できる設定です。
この設定は Google ウォレットアプリを開いて右上のプロフィール画像をタップ、[ウォレットの設定]に移動すると新しいセキュリティというセクションから行えるようになります。これをさらにタップして[認証設定]ページを開くと、交通機関の支払いでは「クレジットカードやデビットカードでバスや地下鉄の料金を支払う前の認証」の項目が表示されています。
デフォルトでは確認することが有効になっていますが、無効にすることでクレジットカードやデビットカードで交通料金を支払う前の本人確認を行わなくても決済できるようになります。
この認証は交通系カード(日本で言えば Suica など)では必要にならず、クレジットカードまたはデビットカードで交通機関の支払いを行う場合にのみ認証が必要になります。そのため、交通系ICカードが普及している日本ではあまり出番はなさそうです。
Google Play サービスのバージョン 24.08.12、Google ウォレット 24.10.xで広く公開されており、日本でもすでに利用可能となっています。