以前から開発に取り組まれていた機能のひとつである、Chrome ブラウザを使用して Web サイトを強制的にダークモードに切り替える機能が Chrome 123 のリリースによってフラグを有効にすることで機能するようになったことが報告されました。
開発中のため実験的な機能として提供されていますが、フラグを有効にしてダークモードを強制すると、例えばこのサイトのようにダークテーマを設定していない Web サイトであっても強制的にダークテーマへと変更されます。
このフラグは Auto Dark Mode for Web Contents と呼ばれ、chrome://flags#enable-force-dark を Enabled に変更して Chrome を再起動することで使用できます。
いくつかアルゴリズムによるオプションがあり、サイトによっては色がおかしくなったり画像が正しく表示されないなどの問題があるため、Enabled 〜 を切り替えることで解消されることがあります。例えば当サイトは Enable だと画像の色まで変更されたり、他に変えても正しく表示されない、ダークモードが反映されていないことがかなりあります。
さらに言えば、これを Chrome から簡単に切り替えられるオプションが提供されているわけではないため、オン・オフしたりオプションを変更するためには毎回フラグを切り替えて Chrome を再起動させる必要があります。なので、残念ながら完璧に動作しているとも実用的な機能ともまだ言えません。
将来的には Chrome の設定などから手動でオン・オフやテーマ設定に自動的に従うようになる可能性もありますが、現状ではまだそういった取り組みはなさそうです。もちろん突然廃止して消える可能性もあるので、今後の進展に期待ですね。