Samsung の次期指輪型ウェアラブルデバイス Galaxy Ring では、Samsung Food の機能を統合して、栄養士のようにユーザーの食生活の改善を提案する AI 機能が搭載される可能性があることが報告されました。
韓国メディアの ChoSun Biz によれば、Samsung はレシピや食事のプランを提案するために最近買収したアプリ Samsung Food の機能を Galaxy Ring に統合する計画があるとしています。
この目的は Galaxy Ring を通じて収集したユーザーのリアルタイムの健康情報をもとに、Samsung Food がカスタマイズした食事内容の提案を行うことのようです。カロリーや BMI などの情報を含め、栄養士の食事療法のように最適化されたレシピや食事の提案を受け取ることもできるようになります。
さらに Samsung は家電製品との統合も予定しており、Galaxy Ring を通じてパーソナライズされたメニューの提案だけでなく、Samsung の冷蔵庫と連動して保存されている食材の分析とそれですぐに調理できる食品とレシピを提案するようになるとしています。このレシピを Samsung のオーブンに送信することで、ユーザーは調理時間の調整などを個別に行う必要もなくなるようです。さらに不足した食材も Samsung e-Food Center を通じて配送することもできます。
つまり、Galaxy Ring を通じて食生活の改善だけでなくそれに関連する諸々も Samsung エコシステムで完結させたいという狙いがあるようです。このことから Galaxy Ring は単なるトラッカーとしてではなく、長時間装着できることから自分の健康状態の把握やエコシステムの中心として位置づけているようです。
フルサービスで展開される国も限られそうですが、健康分析からダイエットなどにも役立つ機能としてかなり面白いと思います。結局、料理は作る必要があるので適切なフードサービスと連携したりしても良さそうですね。