デルが国内法人向けに Latitude、Precision、OptiPlex シリーズの2024年新モデルを発表

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デル・テクノロジーズは法人向けとして Latitude シリーズおよび Precision ワークスペースシリーズの2024年新モデルを多数発表しました。また、デスクトップ PC の OptiPlex シリーズやモニター、ヘッドセット等の周辺機器も発表しています。

今回もそれぞれのシリーズは企業ニーズに応じて豊富なラインナップを揃えており、製品数が多くなるため以下に発表されたデバイスと特長を簡単にまとめます。 なお、今回もいくつかの実機写真を撮影していますが、開発中のプロトタイプであったため、Microsoft Copilot キーなど一部の最新機能が反映されていない点をご了承ください。

目次

Latitude シリーズ

新しい Latitude シリーズは AI 機能を強化しており、フラッグシップモデルとなる「Latitude 9450 2-in-1」をはじめ、「Latitude 7450 Ultralight」などの7000シリーズ、人気のある5000シリーズと3000シリーズから合計9製品が登場しました。

「Latitude 9450 2-in-1」は昨年と同様のシンプルでスタイリッシュなデザインを採用し、インテルの Core Ultra プロセッサ、Copilot キーや新しい HDR Web カメラなどアップグレードされています。

新しい Latitude 7000シリーズでもインテル Core Ultra プロセッサを採用し、5MP Web カメラや上向きスピーカー、さらに Microsoft Teams と Zoom でショートカット機能が使える DELL コラボレーションタッチパッドが搭載されています。

これをタップすることで左からカメラのオン・オフ、画面共有のオン・オフ、チャット画面の表示・非表示、マイクのオン・オフを簡単に操作することができます。Teams や Zoom ユーザーには便利。

また、1kg前後で軽量な Ultralight モデルや13インチ、14インチ、16インチ、2-in-1モデルなどバリエーションが複数用意されていることも特長です。「Latitude 7350 2-in-1 Detachable」というスタイラスペンを収納できる着脱式キーボードカバーを採用した、キックスタンド付き Windows タブレットデバイスもあります。

Latitude 5000 シリーズにはインテルの Core Ultra プロセッサ、 HDR Web カメラ、DDR5 メモリなどが搭載されます。Latitude 3000シリーズは手頃な価格帯の選択肢としてインテル第13世代の Core プロセッサを搭載し、オプションで HDR Web カメラや DDR5 メモリを選択することができます。どちらも AI 機能を利用することができます。

なお、Latitude シリーズに搭載されている AI を活用したデバイス最適化アプリケーションの Dell Optimizer がアップデートされ、新しい電話会議の効率化機能やオーディオ関連(エコーキャンセル)機能と電源管理の AI モデルの改善、コラボレーションタッチパッド機能などが提供されます。

Precision ワークステーションシリーズ

続いて Dell Precision ワークステーション シリーズからはモバイルデバイスとデスクトップがラインナップされています。Dell Precision 3000シリーズと5000シリーズのどちらもインテル Core Ultra プロセッサを搭載し、NPU と NVIDIA GPU を利用して AI やグラフィックス性能を高めていることが特長です。

エントリーレベルの2Dや3D CAD、クリエイター向けからヘビーユーザー向けとして「Dell Precision 3490 ワークステーション」と「Dell Precision 3590 ワークステーション」は NVIDIA RTX 500 Ada 4GB グラフィックス、「Dell Precision 3591 ワークステーション」は RTX 1000 Ada 6GB グラフィックスを搭載可能となっています。

さらに上位の「Dell Precision 5490 ワークステーション」では RTX 3000 Ada 8GBもしくはRTX 2000 Ada 16GB、新たに RTX 1000 Ada 6GB グラフィックスを選択できます。16インチの「Dell Precision 5690 ワークステーション」はRTX 1000 Ada 6GB からRTX 5000 Ada 32GB、GeForce RTX 4090 24GB グラフィックスを選ぶこともできます。

特に Precision 5000シリーズの2つはコンシューマー向けの XPS シリーズを彷彿とさせるシンプルなデザインとコンパクトな筐体ながら、CPUだけでなくグラフィックスもハイエンドなモデルとなっている点が魅力的な機種です。キーボードもスッキリとしたデザインで、特に14インチモデルは USB-C(TB4)が4つ搭載されており、全体のバランスが優れている印象でした。

デスクトップワークステーションの「Dell Precision 3680 Tower」は第14世代 Intel Core プロセッサと NVIDIA RTX 6000 Ada グラフィックスカードを1基搭載することができます。

OptiPlex シリーズ

最後にデスクトップ PC の OptiPlex シリーズからも8つの新製品が発表されました。ディスプレイ裏に取り付けることもできるコンパクトな「OptiPlex マイクロフォームファクター」から多くの拡張オプションで構成を選択できる大型の「OptiPlex タワー」まで幅広いサイズのデスクトップ PC、さらにディスプレイ一体型となるオールインワンモデル「OptiPlex オールインワン (AiO)」シリーズの新モデルもあります。

サイズにより選択できる構成が異なり、例えば「Opti Plex タワー Plus」や「OptiPlex タワー」では第14世代 Intel Core プロセッサを選ぶことができますが、タワーPlus は最大 NVIDIA RTX 4060と3つのネイティブ DisplayPort、3つの M.2 SSD スロット、4つの拡張スロットを利用でき、タワーは最大 AMD RX6500と1つのネイティブHDMI、1つのネイティブDisplayPort、1つのM.2 SSD スロット、3つの PICe 拡張スロットを採用しています。

コンパクトなスモールフォームファクターやマイクロフォームファクターも、Intel Core i7 または Core i9 まで選べるかやポートの数、採用しているスロットなどの違いがあります。

また、オールインワンモデルは上部に Web カメラが搭載され、フルHDR または Plus モデルはオプションで 5MP IR カメラを選択可能です。プロセッサもモデルにより Core i5 から Core i9まで用意され、最上位の「オールインワン Plus」ではオプションで専用グラフィックスカード、光学ドライブ付きスタンドも選ぶことができます。

その他の発表内容

デル・テクノロジーズによる法人向けサービスとして、AI データ基盤構築や運用設計、人材育成まで幅広いコンサルティングサービスの提供を開始するとともに、今回は Copilot for Microsoft 365 をビジネスで利用するため、評価支援サービスやアセスメントサービス、導入と管理支援サービスなどの提供を新たに始めたことを発表しました。

この他、デバイスではヘッドセットのラインナップを一新したことやモニターの新モデル投入(すでに発表済み)などが改めて法人向けにも発表されています。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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