Google は四半期ごとのアップデートである QPR のベータ版 Android 14 QPR3 Beta 2 を Pixel スマートフォン向けにリリースしました。このアップデートは Android ベータプログラムに登録している Pixel スマートフォン、Pixel 5a から Pixel 8 シリーズ、Pixel Fold と Pixel Tablet で利用できます。ビルドは AP21.240216.010 となります。
四半期ごとのアップデート(QPR)では、毎月のアップデートで提供されるバグ修正などに加えて重要な機能の変更や新機能が追加されます。今回は3回目のアップデートを提供する QPR3 ベータ版のアップデートです。Google は次のような問題を修正したことを発表しています。
- デバイスが予期せずクラッシュまたは再起動することがある問題を修正しました。
- デバイスにフラッシュした後、アプリの更新中にデバイスが予期せずクラッシュまたは再起動する問題を修正しました。
- フラッシュから起動した後にデバイスが空白の黒い画面を表示する問題を修正しました。
- セカンダリ ユーザーに切り替えた後にデバイスがクラッシュして空白の黒い画面が表示される問題を修正しました。
- 常時表示モードが有効な場合に「ダブルタップしてスリープ解除」操作が妨げられ、ユーザーが指紋を使ってデバイスのロックを解除しようとしたときにデバイスのロックを解除できなくなる問題を修正しました。
- システム設定、ステータスバー、ロック画面にバッテリー情報が正しく表示されないことがある問題を修正しました。
- デバイス間の転送、バックアップと復元が機能しない問題を修正しました。
- システムの安定性、パフォーマンス、カメラに影響を与えるさまざまな問題を修正しました。
既知の問題として、Google アプリのアシスタントのスナップショットウィジェットを使用しているとき、間違った場所の天気情報が表示される問題が挙げられています。
なお、Android 14 QPR3 Beta 2 を使用した場合、Beta 2 のサイドローディング完了後にデバイスが正常に起動しなくなる問題が発生しているため、OTAイメージのダウンロードが一時的に無効になっています(記事執筆時点)。