Xiaomi は予告通り、本日2024年2月22日に中国市場向けとしてカメラ性能に注力したフラッグシップスマートフォン「Xiaomi 14 Ultra」を正式発表しました。
これまでに多くの情報が出ている Xiaomi 14 Ultra ですが、全体的な仕上がりや性能だけでなく、やはりカメラの性能と存在感が圧倒的となっています。カメラシステムは Leica ブランドと協力して開発されており、4つの 50MP 高解像度センサを使用していることが主な特長です。
メインカメラは f/1.63 から f/4.0 の間を無段階可変絞りに対応した1インチセンサー 50MP Sony LYT-900 を搭載しています。他のカメラは異なる構成の Sony IMX858 センサを採用しており、1つは f/1.8 の122度超広角カメラ、もう1つは f/1.9 の3.2倍光学ズーム望遠カメラ、最後は f/2.5 の5倍テレスコープ望遠カメラを搭載しています。また、2つの望遠カメラにはマクロ機能も備わっています。
なお、メインカメラは 4K 120fps動画撮影に対応し、すべてのリアカメラは 8K/30fps 撮影に対応、32MPのフロントカメラを含めて 4K/60fps の撮影に対応しています。
本体のデザインはカメラのバンプを除き全体的にフラットになっています。背面素材が一部のバージョンではビーガンレザーを採用、他のバージョンではセラミックになります。素材により重さがわずかに異なります。Xiaomi 14 Ultra のサイズは161.4×75.3×9.2mm、重さは224.4g(レザー)と229.4g(セラミック)です。
ディスプレイは最大3000nitsの明るさを備える6.73インチ QHD+ (3200 x 1440) AMOLED LPTO パネルを採用し、最大120Hzリフレッシュレートに対応します。プロセッサには Snapdragon 8 Gen 3 が搭載され、最大 16GBRAM と最大 1TB ストレージを選択することができます。
最大90W有線急速充電と最大80Wのワイヤレス充電をサポートした5,300mAhバッテリー、10Gbpsの速度を実現する USB 3.2 Gen 2 USB-C ポート、IP68 等級の防水・防塵 を備えており、Android 14 ベースの Xiaomi HyperOS で動作します。Wi-Fi 7 と Bluetooth 5.4 のサポート、AptX / AptX HD / AptX Adaptive / LDAC / LHDC 5.0 などのコーデックもサポートし、Hi-Res & Hires Audio Wireless 認証もあります。なお、中国では Xiaomi 14 Ultra には双方向衛星通信機能が搭載されています。
さらにチタンフレームを採用した特別版も販売されます。中国市場における Xiaomi 14 Ultra の構成と価格は次のとおりです。
- 12GBRAM / 256GB : 6499元(約13.6万円)
- 16GBRAM / 512GB : 6999元(約14.7万円)
- 16GBRAM / 1TB : 7799元(約16.3万円)
- Titanium Edition 16GBRAM / 1TB : 8799元(約18.5万円)
中国市場ではすでにチタンを除いて販売を開始しているようですが、グローバル市場に関する価格などはわかりません。リリースに関してはすでに Xiaomi が2月25日に MWC 2024 の前に発表することを予告しています。