Google は Pixel スマートフォンやタブレットでシームレスな共有を可能にする「Cross-device services (クロスデバイスサービス)」機能の開発に取り組んでいることは以前から報告されていますが、Play Services のベータ版でこの機能が組み込まれていることが伝えられ、少しずつリリースに近づいている可能性があります。
この報告は AssembleDebug によるもので、Google Play Services の現在の安定版 v24.03.15 よりも先となる v24.06.12 の一部として、新しい「Cross-device services」が組み込まれていることを発見し、いくつかの機能を明らかにしました。
これまで「接続の詳細設定」となっているセクションが「Devices & sharing (デバイスと共有)」に置き換わっており、3つの機能を含む「Cross-device services」の項目が追加されていることが確認できます。
ここに表示されている機能は以前から報告されているように Pixel スマートフォンとタブレットの間で通話をシームレスに切り替えることのできる「Call cast」という機能、近くのデバイスにWi-Fiネットワークの情報を共有できる「Wi-Fi共有」や「ホットスポット共有」が含まれています。
ただ、現時点ではこれらの機能の展開スケジュールは明らかにされておらず、正式にいつ利用できるようになるかはわかりません。とは言え、ベータ版で表示できるようになったことで開発が進んでおり、近いうちにリリースされることが期待できます。
なお、「Cross-device services (クロスデバイスサービス)」は Chromebook と Android スマートフォンを連携させてアプリストリーミングを可能にした機能です。うまくいけば Chromebook にも通話をキャストできるようになることが期待されるため、今後の進展が楽しみです。