Google は生成 AI 機能を実験的に Google マップにも追加し、AI との会話形式によって場所を見つけられるようになることを発表しました。
これは大規模言語モデル(LLM) に Google マップの詳細情報やユーザーが作成した写真、評価、レビューを分析して、プロンプトと一致する場所を見つける機能であるとしています。この機能はまだ実験段階にあり、早期アクセスは今週から米国のローカルガイドユーザーで開始します。
Google は実際にマップで生成AIがどのように機能するかを示す短い動画を共有しています。これにはAIに質問するためのUIが表示されており、そこに会話で質問を入力すると内容に合った場所を提案してくれます。そこから場所をリストに保存したり共有することなどもできるようです。
また、一例として外出中に雨が降り始めて急に計画を変更するときにAIを利用することで、屋内のアクティビティを提案してくれるといった使い方が紹介されています。また、子供向けのオプションがあるかどうかも尋ねることで、現在地に応じた適切な場所が表示され、そこに行った人のレビューに基づいたハイライトなども表示されます。
説明を読む限りでは、これまでのように自分から検索して探し出すという手間がなくなるので便利に思います。ただ、Googleマップのレビュー(口コミ)や情報も信頼できるのであれば良いですが、古いものや信頼性に欠けるものも数多くあるため、どこまで実用的になるかは気になるところです。
いずれにしても、現状では米国から実験的に展開されて将来的に誰でも利用可能になるとしています。また、Google はマップを生成AIで強化する取り組みのほんの始まりにすぎないとしていますので、今後もAIを活用した新機能の追加が期待されます。
Source Google