Google は Pixel スマートフォンで利用できる Super Res Zoom 機能と同じものを Chromebook に導入するテストを開始していることが報告されました。
この報告は 9to5Google によるもので、最近のコード変更によって ChromeOS のカメラアプリに super resolution と組み合わせたデジタルズーム機能が導入する予定であることがわかりました。現時点ではこの機能は Dev Channel でフラグ chrome://flags/#camera-app-digital-zoom を有効にすることで利用可能となりますが、目立った変化はないようです。
この機能は Chromebook でもほぼ同じように動作することが期待され、特にデバイスの制限はないようです。Chromebook ではWebカメラだけでなくアウトカメラが搭載されているモデルもあるため、Super Res Zoom 機能が搭載されることでカメラ機能が全体的に改善することも期待されます。というか、ChromeOS のカメラアプリは放置され気味なので何とかしてほしいですね。
ちなみに Pixel スマートフォンにおける Super Res Zoom は機械学習を利用することで、望遠レンズを使用しなくてもズームした写真をより鮮明に表示できるようにするもので、Pixel 8 Pro では望遠レンズと組み合わせて最大30倍のデジタルズームが可能です。
なお、Super Res Zoom に関しては現在開発が進んでいる MediaTek MT8188 を採用する「Geralt」に独自のコードが含まれているようで、このデバイスの登場でカメラ周りが大きく変わるかもしれません。
via 9to5Google