Google が使用率の低い17のアシスタント機能の削除を発表

当サイトは Google Adsense、Amazon アソシエイト等 アフィリエイト広告を利用して収益を得ています.

今後のアップデートによって Google アシスタントに Google Bard が統合されると言われていますが、それに先立ち Google は使用率の低い17個の Google アシスタントの機能を2月に削除することを発表しました。

2024年1月26日になると削除対象の Google アシスタント機能を呼び出した場合、その機能が終了するという通知がアシスタントから届くようになります。このような通知は30日間継続され、2月26日には対象となる機能は正式に削除(廃止)されます。それ以降は機能を呼び出そうとしてもコマンドは実行できなくなります。

Google はこれらの削除・変更について公式ブログで説明しており、品質と信頼性、可能な限り最高なユーザーエクスペリエンスを提供することに重点を置くためであるとしています。つまり、多くのユーザーが利用する機能を優先し、そうではないあまり活用されない機能は削除することにしたようです。

削除される Google アシスタントの機能はヘルプで公開されていますが、記事執筆時点ではまだ日本語ページが作成されていないようなので、Google 翻訳の結果を以下にそのまま掲載します。

  • Google Play ブックスのオーディオブックを声で再生および制御します。モバイル デバイスからオーディオブックをキャストすることもできます。
  • Google アシスタント対応デバイスでのメディア アラーム、音楽アラーム、ラジオ アラームの設定または使用。同様の動作をするカスタム ルーチンを作成したり、標準アラームを使用したりできます。
  • クックブックへのアクセスまたは管理、デバイスからデバイスへのレシピの転送、説明レシピ ビデオの再生、ステップバイステップのレシピの表示。Google アシスタントを使用して、ウェブや YouTube でレシピを検索できます。
  • スマート ディスプレイとスピーカーでのストップウォッチの管理。タイマーやアラームを設定することもできます。
  • 音声を使用してデバイスに電話をかけたり、Google ファミリー グループにメッセージをブロードキャストしたりできます。自宅のデバイスにブロードキャストすることもできます。
  • 音声を使用して、電子メール、ビデオ、または音声メッセージを送信します。電話をかけたり、テキスト メッセージを送信したりすることは引き続き可能です。
  • Google カレンダーのイベントを音声で再スケジュールします。新しいイベントをスケジュールすることもできます。
  • Google マップの Google アシスタント運転モードでアプリ ランチャーを使用して、メッセージの読み取りと送信、電話の発信、メディアの制御を行います。Google マップでも同様に音声コントロールを使用できます。
  • ファミリー ベルのアナウンスをスケジュールするか、以前にスケジュールされていたアナウンスを聞くように依頼します。同様の動作をするカスタム ルーチンを作成できます。
  • カームで瞑想するように頼みます。YouTube などのメディアプロバイダーに瞑想のオプションを依頼することもできます。
  • アクティビティの音声コントロールは、Fitbit Sense および Versa 3 デバイスでは利用できなくなります。アクティビティを開始、停止、一時停止、再開するには、デバイスのボタンを使用する必要があります。Pixel Watch では引き続きアクティビティを音声コントロールできます。
  • 睡眠概要の表示は、 Google スマート ディスプレイでのみ利用できます。サードパーティのスマート クロックでは、音声で睡眠の詳細を尋ねることができます。
  • Duo を使用していない限り、スピーカーやスマート ディスプレイから発信された通話には発信者番号が表示されません。
  • 周囲の「通勤」時間の推定をスマート ディスプレイで表示します。通勤時間を尋ねたり、音声で道順を確認したりすることは引き続き可能です。
  • 個人の旅程を音声で確認。フライト状況については引き続きお問い合わせいただけます。
  • 連絡先に関する情報を尋ねる。連絡先には引き続き電話をかけることができます。
  • 支払いの送金、予約、ソーシャル メディアへの投稿など、特定のアクションを音声で実行するよう要求します。インストールされているアプリを開くようにアシスタントに依頼することもできます。 

削除対象の機能を見ていると、たしかにあまり使ったことのない機能が並んでいます(というか存在を知らない)。ただ、Google は「変化が破壊的なものになる可能性があることは承知している」と述べていることから、一部のユーザーにとっては嬉しくないものであることも認めているようです。

  • URLをコピーしました!

著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

目次