Google は モバイルアプリ版 Google Meet で、リンクを作成することなくアプリから直接 Meet の通話を発信し、組織内の他のユーザーとクラウド暗号化された1対1のビデオ通話ができるようになったことを発表しました。
これまでは例え1対1の通話であっても会議のリンクを作成する必要があり、招待状やチャット、メールで共有する必要がありました。しかし今回のアップデートによって、通話したい相手を選ぶだけでリンクを必要とせずに直接発信して、電話のように直接相手のデバイスを鳴らすことができるようになります。
この通話も基本的には Meet となるため、会議内のチャットや仮想背景、エフェクト、キャプションといった機能を使うことができます(Workspace のプランによる)。
この機能はデフォルトでオンになっていますが、ユーザーに通話機能を持たせたくない場合には管理者側から「Google Meet (従来)」を展開することもできます。なお、着信通話を制限する機能に関しては来年導入予定となっています。
展開のペースはデバイスにより異なり、iOSデバイスでは即時リリースおよび計画的リリースドメインで2023年11月2日から15日以上かかる延長ロールアウトで展開されます。Android デバイスでは、即時リリースおよび計画的リリースドメインで2023年11月14日から15日以上かかる延長ロールアウトとなっています。すべての Google Workspace ユーザーが利用可能です。
1対1の通話代わりにも使えるようになるので、大人数の会議がよりも1対1が多いユーザーには嬉しい機能ですね。
詳細については Google Workspace Updates をご確認ください。