Google Tensor G3 はバッテリー効率を優先するため、性能を少し抑えているようです

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Google は 新しい Tensor G3 チップセットを搭載した新モデル Pixel 8 と Pixel 8 Pro を発売しました。この新しいスマートフォンに搭載される Tensor G3は前世代のG2に比べて優れており、実際にそのとおりになっていますが、実機に搭載されている Tensor G3 の性能が本来の性能に比べて低くなっていることが報告されています。

Kamila Wojciechowska 氏の情報共有では、本来のTensor G3はより高いピーク周波数があり、開発中のリークなどからGoogleも当初はそこまで性能を使い切る計画でいたようですが、途中であえて周波数を低い値に変更していることがPixel 8 のソースコードから示されました。

以下は実際のピーク周波数とリークされたときの周波数の仕様です。

Tensor G3実際のピーク周波数リーク時のピーク周波数
1x Arm Cortex-X32.91GHz3.0GHz
4x Arm Cortex-A7152.37GHz2.45GHz
4x Arm Cortex-A5101.70GHz2.15GHz

この周波数を下げたことに関して明確な理由はわかりませんが、Kamila氏はいくつかの理由を推測しています。例えば、Googleはより高い周波数を使用することを望んでいない、ハードウェアなどとの相性やバグで不安定になったり問題を発生することを避けたといったことです。

また、Android AuthorityはTensor G3 は本来のパフォーマンスよりも電力効率を重視していることも示唆しています。そのため、超高速なハイエンドスマートフォンを求めているユーザーには肩透かしを食う可能性がありますが、前世代よりもバッテリー駆動時間は改善されていることは確かなので、Googleは性能とバッテリーのバランスを重視してきたようです。

Source X via Android Authority

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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