すでに日本でも対象となるデバイスを持っているユーザーから報告がありますが、Google が先日発表した新たなハードウェア要件「Chromebook Plus」のアップグレード対象となっている Chromebook を ChromeOS Beta にアップデートすることで、「Chromebook Plus」として運用することができます。
本来、Chromebook Plus 発表時点では10月17日から移行開始(ChromeOS Stable)と言われていましたが、Betaにすることで早めに試すことができるようになりました。
すでに対象となるデバイスのリストは公開されていますが、日本国内で Chromebook Plus にアップグレードできるモデルは、現状では法人向けに展開されている一部のモデルと「ASUS Chromebook CX5 (CX5601)」くらいしかありません。
ChromeOS をベータチャンネルにすること自体は難しいことではなく、設定アプリを開いて [ChromeOS について] > [詳細] > [チャンネルを変更] > [ベータチャンネル] に切り替えるだけでOKです。これを変更するとデバイスが ChromeOS Beta を自動的にダウンロードし、完了すると再起動がかかってベータ版を利用することができます。
ただし、これをまた安定版(Stable)に戻すときにはPowerwashされる(ローカルに保存されているファイルとコンテンツが削除される)ため、もしもローカルに何か保存してあるのであれば注意してください。
Chromebook Plus にアップグレードされると、再起動したあとに右側にポップアップで移行したことが通知されます。
このあとは、Chromebook Plus で利用できる様々な新機能やAI機能などを使うことができるようになりますが、まだごくごく一部の機能のみが展開されているだけで、今後数週間にかけてAI機能などが拡張していきます。
もし手持ちのデバイスに Chromebook Plus の要件を満たすものがあって、ベータチャンネルにしても構わないのであれば、一足先に試してみるのも面白いかもしれません。
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