本来のリリース予定から1週間ほど遅れて、ほとんどの Chromebook で ChromeOS 117 のアップデートが展開されているようです。ChromeOS のアップデート情報をリアルタイムで更新するサイト cros.tech を確認しても、サポート対象となるほぼ全ての機種が ChromeOS 117 へアップデートできることが確認されました。
Chrome Unboxed によれば、前回アップデートされたごく一部の機種は以前に「Chromebook Plus」モデルになると特定されているデバイスだったことを指摘しています。
ChromeOS 117 では、全てのデバイスで Material You デザインが導入され、フラグを有効にしなくともクイック設定やカレンダー、ファイルアプリ、ユーザーインターフェースなどがマテリアルデザインへと切り替わります。また、インターフェースに使用されるカラーを選べたり、ダイナミックカラーを適用できるようになっています。
あとはシェルフのカレンダーウィジェットからGoogle Meet の会議に参加できるようになるなどの追加もありました。このあたりの変更は以下の記事でまとめています。
なお、About Chromebooks によればこの他にもフラグを有効にすることを含みで使うことのできる機能が追加されているとしています。
例えば、ChromeOS 117では絵文字ピッカーからGIFアニメーションを選択できるようになったり、118で追加されると思われていたランチャーからハードウェア情報を直接確認できる機能、Bluetooth スタックのアップデート、Chromebookのカメラアプリのタイムラプス動画撮影機能の追加、アダプティブ充電のサポートを追加などがあります。
いずれにしても、ほとんどのデバイスが ChromeOS 117にアップデートされたことで Android と親和性の高いデザインになりました。細かい使い勝手も改善されたので、今後もアップデートで良くなっていくことを期待しています。
ちなみに筆者のメインデバイス「HP Elite Dragonfly Chromebook」はChromeOS 115 から 117へと一つ飛ばしでアップデートされることになりました。そのため、一部の機種では116をスキップしてアップデートされている可能性があります。