Android 14 QPR1 が Pixel スマートフォン向けに展開されており、このうち「Pixel Fold」では新しい設定の追加によって、折りたたむときの動作が少し変化したことが報告されています。
折りたたみ式スマートフォンでは、閉じた状態と開いた状態でアプリを使うことができますが、現在の「Pixel Fold」では開いた状態でアプリを使っていて、そのまま折りたたんだとしても外側のディスプレイで引き続き操作できるアプリはGoogleマップと全画面の動画しかありません。
しかし、Android 14 QPR1 ではこの状況が変更になり「折りたたんだ状態でアプリを使い続ける」ことができるようになります。
Samsungの「Galaxy Z Fold」シリーズでは、内側のディスプレイでアプリを使っていて、スマートフォンを折りたたんだとしても続きを外側のディスプレイで操作することができる機能「カバー画面でアプリを続行する」という設定があります。これを利用すると、デバイスを閉じたときでも外側ディスプレイのロックが解除されたままになり、アプリの操作をスムーズに続けることができます。
一方、「Pixel Fold」に追加される機能はデフォルトで「ゲーム、動画のみ」と設定されており、説明から察するに画面のアイドル状態を停止するアプリを使っている場合、閉じたときに外側ディスプレイがオンになることを示しています。
もう一つのオプションとして、折りたたんだときにデバイスのロックを常に解除したままの状態にするというものがあります。こちらが「Galaxy Z Fold」の機能に近いものとなるようです。
実際の挙動は触ってみるまでわかりませんが、これまで「Pixel Fold」では限定されたアプリのみが対象でしたが、Androidの設定に含まれることで「Galaxy Z Fold」シリーズのように本体を閉じてもアプリを継続して使えるようになりますので、便利になることが期待されます。