Google は Chromebook で Android 向けゲームのプレイを最適化するべく様々な取り組みを行っており、今年の2月にはPixel スマートフォンで提供されている 「ゲーム ダッシュボード」機能を導入するべく開発に取り組んでいることが報告されていました。今回、このAndroidの「ゲーム ダッシュボード」機能のUIと実際に機能する様子が共有され、開発は進んでいることが確認されました。
現在、「ゲーム ダッシュボード」は ChromeOS Canary 119.0.60008でフラグを有効にすることで利用可能となったことがC2 ProductionのXへの投稿で明らかになっています。
ChromeOSのゲームダッシュボードはAndroidスマートフォンなどと同じで、Chromebookでゲームをプレイしている間はいつでもダッシュボードにアクセスでき、スクリーンショットを撮影したりツールバーをオーバーレイ表示させたり、ゲーム内のキーを再マッピングするツールなどにアクセスできます。
スクリーンサイズや設定というオプションも表示されていますが、こちらはまだ機能していません。この他にも、現時点では画面を録画したりフレームレート(fps)を表示する機能、プレイ中に通知をオフにするサイレントモードの切り替えなどは搭載されていないようですね。
もともと、ゲームダッシュボードはAndroid 12のリリースとともにPixelスマートフォン向けに展開されていましたが、後に多くのAndroidスマートフォンに展開される予定ではあるものの、Chromebookにもちゃんと導入されるとは思いませんでした。
とは言え、まだCanaryでフラグを有効にして試せるようになった段階なので、いつ安定版に展開されるかはわかりません。ChromebookでもAndroidのゲームをプレイしたいユーザーにとっては便利になるので、到着を期待したいですね。