「Google Pixel Watch」がリリースされてから1年が経とうとしていますが、現時点では「Pixel Watch」のスクリーンが破損した場合であってもGoogleは修理する方法を提供しないことが確認されました。
Googleが公式に修理を提供していないことはすでに発売直後から話題になっていましたが、今回はThe VergeがGoogleの広報担当者から直接確認したことで、改めて明らかにされています。また、広報担当者からは Pixel Watch が破損した場合は、Google Pixel Watch カスタマーサポートに連絡して交換オプションを確認するようにと説明されたことを伝えています。
Google のハードウェア保証ポリシー(一般ユーザー向けハードウェアの限定保証)では、落下や何かしらの原因で偶然損傷してしまった場合などには保証対象外となり、ユーザー側が負担する必要があることが記載されています。厄介なことに「Pixel Watch」にはGoogle Storeで購入したとしても延長保証オプションを提供していないことも周知の事実で、事実上はPixel Watchが破損したらそれで終わりです。
なお、iFixitが紹介しているように複雑ではありますがディスプレイを交換することは技術的に可能なようです。問題はこの交換用ディスプレイをどう入手するかであるため、結局のところユーザーが自分で修理することは困難としています。そのため、最終的に「Pixel Watch」のディスプレイが破損した場合には本体ごと交換する必要があり、ほとんどのケースではユーザー負担になります。
スマートウォッチの修理が大変なことはGoogleに限らずですが、延長保証や他の手段がないことは厳しいですね。筆者のPixel Watchのスクリーンにも見てわかる程度にキズがついていますが、最初から諦めて使っています。
10月4日発表される「Pixel Watch 2」も修理オプションが提供されない可能性は高いですが、Google本社のあるカリフォルニア州では電子機器の交換部品の提供を企業に義務付ける修理権法案を可決しており、もしかしたらこの状況が変わるかもしれません。
Source The Verge