Google が独自に展開していたブラウザ上でベンチマークを測定することのできる Octane ベンチマークツールが、ついに終了となったことが報告されました。とは言え、もともと何年も前にOctaneは廃止されており、メンテナンスも長いこと止まっている状態でしたが、ページにアクセスすればそれ利用することができました。
現在、OctaneのWebページ https://developers.google.com/octane にアクセスしても、[Start Octane]のボタンが表示されないどころか、同じブラウザベンチマークツールの JetStream ベンチマークにリダイレクトされるようになっています。
一方、記事執筆時点では Octane 2.0 のページ https://chromium.github.io/octane/ にアクセスしてみたところ、こちらはまだ生きているようです。ただし、このページ内にある[Run Octane v1]をクリックすると Error 404が表示され、[Documentation]または[satart the browser anew]をクリックすると JetStream ベンチマークへとリダイレクトされます。近いうちに2.0も利用できなくなる可能性がありますので、Chromebookでベンチマークを測定する場合には、他のツールがメインとしておくほうが良さそうです。
最近ではブラウザベンチマークは、OctaneだけでなくJetStreamやSpeedometerなども使えますし、場合によってはAndroidアプリを利用することもできるようになっています。それでもOctaneはわかりやすい結果を出してくれたので、ここで実際に終了となると残念です。
いずれにしても、Chromebookのスペックを把握するためのわかりやすい&貴重なベンチマークツールが一つ減ってしまったので、今後何を使っていくかは悩ましいところですね。
Source Chrome Unboxed