先日、Snapdragon 7c Gen 3 を搭載するChromebookの開発がキャンセルされたことをお伝えしていますが、悲しいことに Nvidia GPU を搭載するChromebookの開発も中止となっていることが報告されました。
この報告はAbout Chromebooksによるもので、先日のSnapdragon 7c Gen 3の開発中止に関するGoogleのコードから続けて調査したところ、「Herobrine」、「Hades」、「Agah」というコードを持つ3つのボードの開発がキャンセルされていることを確認したとしています。
そして、これら3つに共通することは過去の開発情報などからも、Nvidiaのグラフィックボードを搭載するChromebookであることが示されています。
開発コードのコミットに以下のような、不要なボードを整理するといったメッセージが書かれています。これにより、3つのボードがキャンセルされたことがわかります。
そのため、今年5月に報告された「Hades」がベースとなっている、インテル第13世代プロセッサとNvidia RTX グラフィックスを搭載するChromebook「Cora」と「Zeus」も市場への投入がなくることになりました。
正直に言えば非常に残念で、せっかくSteamが動くようになったとしてもローカルでゲームプレイをするときには内蔵グラフィックスで太刀打ちできないことも多く、Nvidia GPUを搭載するChromebookが出ることで解決することを期待していました。
少なくとも、現時点ではNvidiaのGPUを搭載するChromebookのリリースは絶望的ですが、将来的にはまだわかりません。Googleとしては Chromebook X デバイスに注力することを選んだように思いますが、それが一段落するかあるいはChromebook X デバイスでグラフィックス性能を向上させたデバイスを出す可能性は残されています。
Source About Chromebooks