Google の Inbox アプリの後継と言っても過言ではない、サードパーティーのメールアプリ「Shortwave」が、ベータテスターグループによる約18ヶ月のテストを終えて、ついにAndroidアプリをPlayストアで公開することを発表しました。
Googleは2014年からGmailの代替インターフェースとなる「Inbox」というアプリケーションを提供しており、ただ時系列やスレッドでメール一覧を表示するだけでなく、Todoリストのように順番を変えたりスヌーズしたり、メールをバンドルすることができることができました。しかし2019年に廃止されて以降、後継サービスは一向に登場しませんでした。
今回、Androidアプリとして登場する「Shortwave」は元Google社員によって取り組まれていることもありますが、Inboxにあった様々な機能を踏襲した上でいくつかの改善も行われており、最もInboxに近いアプリと言えるものです。
リリースでも「1.0 のリリースにより、Google の Inbox アプリの最高の機能が Android 上で復活します」と述べているほど、Inboxをベースに構築されていることがポイントになります。
Inboxで使えた機能だけでなく、削除や未読マーク、ラベルの完全サポートなどのGmail同等機能、Ai要約や翻訳も含めて様々な機能が追加されています。
Shortwaveは、基本的な機能は無料で使うことができますが、無料版では90日以上前のメール履歴を検索することができず、サポートも遅くなります。月額9ドルを支払うことで日数制限がなくなり、サポートの対応は1営業日以内に行われます。
すでにPlay ストアで公開されており無料で使うことができますので、懐かしのInboxの機能を使いたい人や今のGmailのUIが気に入らない人などは、Shortwaveを触ってみてはいかがでしょうか。
ちなみにさっそくインストールして触っていますが、機能が大量に追加されたInboxという印象です。あと、インターフェースの言語は英語だけのようなので、日本語で使いたいという人は注意してください。詳細については、Shortwave公式サイトをご覧ください。