今月後半にリリースが予定されている Chrome 116 では、ブラウザのサイト設定の権限に「今回は許可」のオプションを追加することをGoogleが発表しました。
これにより、WebサイトやWebアプリを開いたときに求められる位置情報、カメラ、マイクの一般的な権限の一部を「今回は許可」を選ぶことで、一時的に許可することができるようになります。なお、この変更は最初にデスクトップ版のChromeブラウザで展開されます。
上記3つの機能やモバイルWebサイトにおける設定のオプション追加は現時点ではありませんが、将来的に追加される可能性があるとしています。
いままでの権限オプションは、「許可する」か「許可しない」の2択でしかなく、設定を変更するためにはChromeの設定から手動で移動して変更する必要がありました。また、「今回は許可」が追加されるだけでなく、いままで単に「許可する」という選択肢も「訪問のたびに許可する」のようにわかりやすい表現に変更されています。
なお、「今回は許可」したときに権限が期限切れとなるタイミングは、Webページを閉じたとき場合、ページをアイドル状態のまま5分以上操作しなかった場合、最初に許可が与えられてから16時間が経過した場合(操作の有無に限らず)、設定などから手動で権限を取り消した場合の4つの条件となっています。
Source Google