ChromeOSデバイスでWindowsアプリを使うための方法であるParallels Desktop for ChromeOSが、2023年後半にエンドユーザー向けに展開される可能性があることが報告されました。これが展開されれば、GoogleのEnterpriseライセンスを追加しなくてもParallels Desktop for ChromeOSが利用可能になります。
ChromebookなどのChromeOSデバイスでWindowsアプリを使う方法の一つとして、Parallels Desktop for ChromeOSの利用が挙げられますが、現在はEnterpriseおよびEducationの管理アカウントユーザーのみが対象となっており、それ以外のエンドユーザーは自由に使うことができません。
Redditユーザーからの報告によると、現在のParallels Desktop for ChromeOSはエンタープライズ向けのソリューションですが、Parallelsはユーザーが自由に使うことのできるソリューションの必要性を認識しており、アンケート調査を行っています。
そしてアンケートに関する文章の中に、今後のParallels Desktop for ChromeOSの展開についての記載があり、それを共有しています。
この文章では、「エンドユーザー向けのParallels Desktop for ChromeOSに取り組んでいる」、「追加のGoogleライセンス(Enterpriseライセンス)が必要ない」、「認定されたデバイスのみが必要(おそらく要件を満たす)」、「2023年後半に展開する計画」といったことが書かれています。
ただ、これが個人のGoogleアカウントも含まれるのか、管理コンソールを利用できるGoogle Workspaceアカウントのみになるのかはわかりません。もう一つ気になるところで言えば、2022年3月以降にChromeOS関連のリリースが更新されていないことでしょうか。昨年5月に要件の緩和などもありましたが、あまり動きがないということが心配です。
いずれにせよ2023年後半にはエンドユーザー向けとしてParallels Desktop for ChromeOSがリリースされれば、いままでよりもアプリケーションを利用する選択肢が増えますので期待したいですね。
Source Reddit