現在のWear OSでは、スマートウォッチとペアリングしたスマートフォンを別の端末に切り替えるとき、毎回スマートウォッチが初期化され、都度セットアップを行う必要があります。
しかしGoogleはこの手間を省くべく、最新のWear OS 4では再ペアリングする際にスマートウォッチを初期化することなくデバイスを切り替えることができるようになることが報告されました。
このWear OSの新機能は、すでにOne UI 5 Watch Beta で動作しいている「Samsung Galaxy Watch 5」で試すことができ、ベータ版の変更ログでは「リセットせずにウォッチを転送する」といった機能の説明が記載されているとしています。
ペアリングされたスマートフォンを別のスマートフォンに切り替えるとき、同じGoogleアカウントを使っているかどうかが確認され、確認できればデータが移行されるようです。これによって、スマートウォッチが初期化されて再セットアップするのではなく、アプリやウォッチフェイス、その他のデータを維持したまま他のスマートフォンとペアリングできるようになります。
現在はGalaxy Watch 5に限定されているようですが、Wear OS 4の新機能であることから今後他のスマートウォッチ(Pixel Watch)にも拡大することが期待されます。
複数のデバイスを渡り歩くことが多い場合や頻繁に機種変更する場合など、毎回セットアップすることは手間ですので、こういった改善がされることは大歓迎ですね。
Source 9to5Google