Google は個人アカウントのサポートに続いて、Google Workspace ユーザー もGoogleアカウントやWorkspaceアプリへのログイン時にパスキー(Passkeys)を使用してパスワード入力を省略できるようになりました。これにより、ユーザーはパスワード入力の代わりに指紋、顔認証、またはPINコードなどを使うことで本人確認され、アカウントにログインすることができるようになります。
現時点ではこの機能はオープンベータ版として利用でき、管理者は特定のプログラムに参加しなくても機能を利用することができるようになりました。
Google Workspace アカウントのエンドユーザーがパスキーを利用するためには、管理者側が管理コンソールから機能を有効にしている必要があります。デフォルトではオフになっているため、管理者は管理コンソール内の[セキュリティ] > [認証] > [Passwordless] という項目(おそらくパスワードの管理、の上に表示される)から有効にすることができます。
手順については管理者ヘルプをご確認ください。
管理者によって有効にされている場合は、ユーザーは g.co/passkeys にアクセスしてパスワードの代わりまたは2段階認証としてパスキーを選択します。こちらはGoogle アカウント ヘルプに説明があります。
パスキーは、Webやアプリなどをより便利かつ安全に認証するためのパスワードのないログイン方法です。Android、ChromeOS、iOS、macOS、Windowsなど一般的なブラウザやOSで広く利用することができます。
Googleは、今後数日かけてユーザーのパスキーと管理コンソール内の項目を段階的に有効にしていき、最大15日かかる可能性があります。パスキーのサポートはすべてのGoogle Workspace ユーザーとCloud Identity ユーザーが利用可能です。