先日、仕様に関するリークのあったGoogle独自のチップセット Tensor G3 ですが、それと思われるベンチマークがGeekbench 5に登場していたことが報告されました。このスコアは2023年4月12日に登録されたもので、Tensor G3や「Pixel 8」のようにわかりやすい名称ではなく「Google Factory build on Ripcurrent」という名前で表示されています。
Geekbenchに掲載されたCPU情報を見ていくと、3.02GHz 1コア、2.45HGzと2.15GHzがそれぞれ4コアずつの9コア構成で、リークどおりの仕様となっていることがわかります。また、Android 13で動作し12GBRAMを搭載していることも確認できます。
ただ、リークされたようにARMv9ではなくARMv8となっていることが気になります。ベンチマークスコアはシングルコア1186、マルチコアが3809となっており、Tensor G2からマルチコアこそ伸びているもの劇的変化があるわけではないようです。以下はGeekbench 5における「Pixel 7 Pro (Tensor G2)」の最近のスコアです。
もちろんベンチマークが全てを物語るわけではありませんが、最新のSnapdragon 8 シリーズに比べると物足りなさもあり、ハイスペックと期待しすぎると肩透かしを食う可能性があります。これもあくまでベンチマーク結果ですし、フェイクという可能性も否定はできませんので参考程度にとどめておいてください。
とは言え、Pixelシリーズも手頃な価格でハイエンドという立ち位置でバランス重視という印象ですし、性能とともに価格が上がるくらいであれば、このあたりが良い落としどころなのかもしれません。
via Twitter