国内でも7月から購入できるGoogle初の折りたたみ式スマートフォン「Pixel Fold」ですが、Googleはもう一つの折りたたみ式スマートフォンを開発していたことを公式ポッドキャストで認め、それをキャンセルした理由も説明しました。
ポッドキャストのエピソード中では、Googleが最初に折りたたみ式デバイスのリリースを延期した理由として「デザインが十分ではなかった」ことと、チームが「すでに存在しているデバイスより優れた製品をリリースしたかった」ことを伝えています。
実際にこのデバイスが何を示しているかを確認できたわけではありませんが、Googleは「Pixel Fold」としてリリースする製品の前に、「Pipit」や「Passport」というコードで呼ばれていたデバイスが開発されていたことは何度もお伝えしています。
特に「Pipit」に関しては、アニメーションやTensorプロセッサを搭載してテストされていることも示され、かなり具体的な情報まで登場していましたが、最終的には「Felix」、つまり現在の「Pixel Fold」に置き換わっています。また、もう一つは縦折り(フリップ)タイプのスマートフォンも開発していることも報じられましたが、こちらもいつの間にやら開発が止まっていました。
今後、Googleがどのような折りたたみ式デバイスを展開するかはわかりませんが、昨年末に伝えられたロードマップを見た限りでは、2025年にかけて縦折りスマートフォンを含めたPixelデバイスの展開を考えているようです。
いずれにしても、Googleが初の折りたたみ式スマートフォン「Pixel Fold」をようやくリリースし、第一歩を踏み出したところですので、このまま終わらせないでしばらくは継続して新しいデバイスを展開してくれることを期待したいですね。