アドビがGoogle Chrome ブラウザの拡張機能となる「Adobe Acrobat」の機能を強化したことを発表しました。拡張機能をダウンロードして有効にすることで、PDFの閲覧やダウンロードに加えてPDFファイルへのテキスト挿入やフリーハンドによる署名、ハイライトなどを無料で利用できるようになりました。
サブスクリプションを利用していると、PDFファイル内のテキストや画像を直接編集することができ、例えば画像の反転、切り取り、サイズ変更、置き換え、テキストの追加、誤字の修正を行えます。この他にもファイル変換したり、WebページのPDF化、PDFファイル内のページを回転、削除、並べ替えができるようになります。
Chromebookから拡張機能を有効にして試してみたところ、短いテキスト(日付や名前)であれば問題なく入力は可能です。フォントも不自然ではないですし、テキスト入力した後にファイルをダウンロードしてもちゃんと保存されています。
以前までフォントが中華フォントになる、文字が消える、位置がずれるという問題がありましたが、違和感のないレベルになっていると感じます。ただ、長文を入力すると全文が表示されない、テキスト位置をドラッグして移動させようとすると消える(コメントエリアには残っている)といった不安定さがかなりあります。
とは言え、名前や署名を入れるといった程度であれば問題はないと思いますので、ChromeユーザーやChromebookユーザーはいざというときのためにインストールしておく(必要なときのみ有効にする)と良いかもしれません。