Googleは当初の予定から2週間遅れで、ようやく Pixel Watch の 2023年3月のアップデートを展開したことを発表しました。このアップデートによって、Pixel Watch のセキュリティパッチの日付が2023年3月5日に変更されます。
アップデートの内容はGoogleがコミュニティへの投稿で明らかにしており、ウォッチフェイスやディスプレイ、タッチ機能、アラーム、設定などにいくつかの機能追加とバグ修正が含まれています。また予定どおりに転倒検出も追加されます。
2023年3月における Pixel Watch のアップデート内容は次のとおりです。
- ウォッチフェイス
- デジタルウォッチが、デバイスの電源がオフのときにボタンを押すだけで利用できるようになりました。リューズを押すと、赤色の低バッテリーインジケーターと一緒に時間が表示されます
- ディスプレイ
- タップ、チルト、ボタンを押して時計をスリープ解除するだけでなく、クラウンを回転させてスリープ解除できるようになりました
- タッチ
- タッチ スクリーン動作の感度を改善するための最適化が追加されました
- 設定
- このリリースでは、QSS でのバッテリー セーバーの有効化/無効化シングル タップ サポートが完全に有効になりました
- スプリットオーディオの見当識障害を制限するモノオーディオ
- 新しい色補正モードとグレースケール モードにより、より幅広い視覚設定に合わせてディスプレイを最適化します
- アラーム
- 今後数週間以内に、PlayStore を介して修正プログラムが公開され、クロック アプリが更新され、開始が遅れたり誤って開始したりしている一部のアラームに対処する予定です
- ウォッチの [Play ストア] > [設定] で [アプリの自動更新] が選択されていることを確認してください。ウォッチが充電器に接続され、Wi-Fi に接続されているときに、このアップデートが利用可能になると、このアップデートが取得されます
- 転倒検知・転倒検出 の追加
- Pixel Watch に転倒検出機能が追加されました。これにより、激しく転倒したかどうかを検出し、緊急サービスに接続できます。緊急サービスに接続すると、Pixel Watch が自動メッセージを再生して、どこにいても助けを求めます。
事前の予告どおりに転倒検出機能が追加されただけでなく、Pixel Watch のアラームが遅れる問題にも対処予定であることも伝えられています。
過去数ヶ月、GoogleはPixel WatchとPixelスマートフォンのアップデートをほぼ同日に展開してきましたが、今回のアップデートはその流れとはズレています。ビルド番号が2月下旬に報告されたものと若干異なっていることから、予定していた内容からさらに修正を加えた可能性があるようです。
このアップデートは、Wear OS 3.5を実行しているサポート対象のすべてのPixel Watchデバイスに本日から展開され、キャリアとデバイスに応じて来週にかけて段階的に行われるとしています。