最近の開発によれば、ChromebookなどのChromeOSデバイスにもデバイスの起動時にPWA(プログレッシブ ウェブ アプリ)を自動起動する機能が追加される可能性が報告されました。この機能があれば、決まったアプリを毎回手動で立ち上げる必要がなくなり、起動してからシームレスに作業に取り掛かることができるようになります。
これはAbout Chromebooksによって発見・報告され、かなり前から議論されていた形跡があることから長年の要求が実装に向けて動き出しているようです。開発に関するスレッドの中では、PWAだけでなくAndroidアプリを自動起動することについての議論も行われているようです。
ただし、現時点ではChromebookにログインしたあと自動起動するアプリはPWAのみに制限されています。とはいえ、PWAであっても自動起動させようとすると、Chromebookへのログイン直後の速度が低下し重たさを感じる可能性があります。Androidアプリになると、これもまた問題になる可能性は大いにありますね。
当然、勝手にアプリが立ち上がるようなことはせず、許可したアプリのみを自動起動させるような仕組みになります。
現時点では機能を試すことはできず、実験的なフラグ chrome://flags#enable-run-on-os-login のみ示されています。ここまで来ているので、おそらく近いうちにChromeOS Canaryに登場するかと思います。
Chromebookを起動させたとき、決まったアプリを開きたい人にとっては良い機能だと思います。
筆者もGmailなどが自動で開けば楽だと思いますが、Gmailに関しては新しいウィンドウで開くとメール作成中のIME切り替えが[Ctrl + Space]ではできず[Ctrl + Shift + Space]になるのがちょっと面倒なので、悩ましいところです。
Source: About Chromebooks