Googleが昨年12月にMac、Windows、Linux、Chromebook のChromeブラウザ向けに発表した、メモリーセーバーと省エネモードの設定が可能になる「パフォーマンス」設定の項目が広く展開されていることが確認されました。
これまではフラグを有効にする必要がありましたが、現在、この設定はデフォルトで有効になっており、Chromeの[設定] > [パフォーマンス]からオン・オフを切り替えることができます。
メモリセーバー機能は、非アクティブなタブからメモリを自動的に解放して、他のページやアプリに多くのリソースを割けるようにする機能です。非アクティブなページは表示されたままになりますが、タブにアクセスすると再読み込みされるため、バックグラウンドで動作させておきたい場合には少々使いづらいかもしれません。しかし設定から[常にタブをアクティブに保つ]リストに手動で追加することで回避することが可能です。
次に省エネモードは、アニメーションやスムーズなスクロール、動画のフレームレートを低下させることでバッテリー消費量を節約するという機能です。この設定はバッテリー残量が20%以下になったときにオンにするか、デバイスが電源プラグから抜かれたときにオンにするという2つの自動化設定があります。
Chrome 110 および ChromeOS 110 になったことで利用可能になっていますが、もし設定項目がないようでしたら、以下の2つのフラグを有効にすることで表示されますので、試してみてはいかがでしょうか。
- chrome://flags/#battery-saver-mode-available
- chrome://flags/#high-efficiency-mode-available
via 9to5Google