今回の報告によると、ARM採用ChromebookにAndroid 11(以降のバージョン)を標準搭載できるよう開発が取り組まれており、Snapdragon 7c+ Gen 3がその最初のデバイスになる可能性が報告されました。
現在、新しいChromebookではAndroidアプリを使うことができますが、そのAndroidのバージョンが9(ARC++)となっているデバイスも少なくありません。特にARMベースのほとんどのChromebookはAndroid 9が動作していて、Androidアプリが使えるという売り文句のはずなのに安定した動作をしないケースも多々あります。
これがAndroid 11 (ARCVM)へと移行することによって、動作が改善するだけでなくアプリのスケーリングの問題が解消され、ダークテーマに対応するなど新機能だけなく安定性が向上するというメリットがあります。
Chrome Unboxedによれば、現在開発中のARMベースのChromebookでARCVM(Android 11)が標準で動作することがわかり、開発されているデバイスがQualcommのSnapdragon 7c+ Gen 3を搭載したボードであることも伝えています。コミットの中ではこのチップセットがARCVMを処理するのに十分強力であるという言及も見られています。
いずれにしてもARMを搭載するChromebookもARCVMへと移行し、ようやくAndroid 11を実行することができるようになります。が、スマートフォンはAndroid 13だし今更Android 11かよというツッコミはなくはありません。
Source: Chrome Unboxed