2023年1月のGoogle Play システムアップデートでは、ゲームプロファイルのサポート拡大やPlayストアの機能改善と最適化、パスワードマネージャーのアップデートなどシステム周りの機能調整やバグ修正などが行われています。
これはAndroid OSのアップデートではなくGoogle Play システム アップデートを通じて、Googleが提供するPlayサービスやPlayストアなどに提供されるものです。Google システム アップデートは、スマートフォン、タブレット、Android TV および Google TV デバイス、Android Auto 対応の自動車、Wear OS デバイス、Chrome OS デバイスが対象となります。
このアップデートでは次のような変更・修正が実施されています。
2023年1月のアップデート
重要な修正
- [スマートフォン、Wear OS] アカウント管理、セキュリティとプライバシー、システム管理と診断、ユーティリティ関連のサービスに関するバグを修正しました。
ゲーム
- [スマートフォン、PC] Play ゲーム プロフィールでサポートされるユーザーとユースケースの範囲を拡大しました。
Google Play ストア
- お気に入りのアプリとゲームを見つけるのに役立つ新機能を追加しました。
- 最適化により、ダウンロードとインストールの時間を短縮し、信頼性を高めました。
- デバイスを保護するため、Play プロテクトを引き続き改善しました。
- さまざまなパフォーマンスの最適化、バグの修正、セキュリティ、安定性、ユーザー補助機能の改善を行いました。
セキュリティとプライバシー
- [スマートフォン] パスワード マネージャーを使用して、Google アカウントに複数のパスワードを保存し、さまざまなウェブサイトやデバイスで使用できます。今回の新たな変更により、既存のパスワードと新しいパスワードにメモを追加できるようになりました。
ウォレット
- [スマートフォン] ウォレットのモバイルウェブ エクスペリエンスのデザインとインフラストラクチャを更新しました。
デベロッパー サービス
- [スマートフォン] Google とサードパーティのアプリ デベロッパー向けの新しいデベロッパー向け機能を追加し、デバイスの接続性、機械学習と AI に関連するデベロッパー サービスをアプリ内でサポートできるようになりました。
- [スマートフォン] プラットフォームの QR スキャナを更新し、既存の写真を選択できるようにしました。また、OEM カメラの Matter コードと UPI コードを処理できるようにしました。
システム管理
- [スマートフォン] システム管理とユーザビリティ サービスを更新し、デバイスの接続性、デバイスのパフォーマンス、ネットワークの使用状況、プライバシー、セキュリティ、安定性、ユーザビリティを改善しました。
この中で目に見えて便利になる機能として、セキュリティとプライバシーの項目にあるパスワードマネージャーにメモを追加できるようになったことでしょうか。Webサイトに複数のアカウントがある場合や、手順などある場合に役立ちますし、メモもAndroidとChromeデバイス(ブラウザ)間で同期できるようになるため便利です。
なお、アップデートは[設定アプリ] > [デバイス情報] > [Android バージョン]の”Google Play システム アップデート”から手動でも行うことができます。
今回のシステム アップデートの詳細についてはGoogle システム アップデート の最新情報をご確認ください。