現在、開発者向けに公開されているChromeOS Canaryの最新バージョン(v110)では、フラグを有効にすることで新しい「キーボード ショートカット カスタマイズアプリ」を利用することができるようになっています。このアプリによって、Chromebookなどで使えるほとんどのキーボードショートカットをユーザーの自由にカスタマイズできるようになるかもしれません。
ChromeOSは独自のキーボードショートカットが用意されていますが、他OSから来たユーザーには慣れないショートカットやヘビーユーザーでも使いづらいショートカット、あるいは思い通りにキーを変更したいと考えている人は多いと思います。Google側が一部のショートカットを変更したりもしましたが、やはりユーザーが自分で使いやすいようにしたいという思いはあるはずです。
今回、新たに追加されたキーボード ショートカットのカスタマイズ アプリですが、変更できるショートカットは”システム”、”ウィンドウとデスク”、”タブとページ”、”テキストと挿入”といった大きなカテゴリに分かれており、おそらくほとんどのショートカットを変更できるようになります。
例えば、ファンクションキーのすべてやCapsLockの有効・無効、スクリーンショット関連、仮想デスクの操作などあらゆるショートカットが変更可能になるかもしれません。
なおショートカットを変更するには、よくあるカスタマイズアプリと同様に、該当するショートカットを選択するとポップアップでウィンドウが表示され、変更したいキーで入力することで簡単に設定が可能です。ただ、すでに存在しているショートカットやOS固有キーを選ぶと警告が表示されます。
現時点ではChromeOS Canaryでフラグ #enable-shortcut-customization と #enable-shortcut-customization-app の2つを有効にする必要があるので、Stable(安定版)で試すにはまだ時間がかかりそうですが、期待して良いと思います。
Source: Chrome Unboxed