Googleは10月6日のイベントを待たずして、Wi-Fi 6Eをサポートした新しい「Nest Wifi Pro 」を海外にて発表しました。先月のリークどおり、価格は199.99ドルからとなっていて、299.99ドルの2個セット、399.99ドルの3個セットが販売されます。なお、「Nest Wifi Pro」は、Snow、Linen、Fog、Lemongrassの4色展開となります。
前モデルから大きなアップグレードとなるトライバンドのWi-Fi 6Eをサポートし、ルーターごとに100台のデバイスを接続、最大300台のデバイスを接続することが可能です。ルーター1台で最大204平方メートルのメッシュWi-Fiを利用でき、合計最大5.4Gbpsの速度を実現可能となりました。また有線接続することもできます。
さらにスマートホームデバイスとの連携やNestデバイスとの連携が強化されており、例えばNest Doorbellへのライブ接続が強化、Chromecastの4Kストリーミング高速化、ビデオ通話などの高帯域幅トラフィックを自動的に優先し、周囲の電波の混雑状況に基づいて使用する帯域を最適化する機能などが含まれています。
大きく改善したことにより前のNest Wifiシリーズとの互換性がないため、新たに「Nest Wifi Pro」でネットワークを構築し直す必要があります。また前モデルとは異なり、ルーターと拡張ポイントという区別はなく、全てが同じユニットとして機能しますが、3台接続する場合でもルーターになるのは1つだけ、残り2つは拡張ポイントとして機能します。なお、Googleアシスタント機能は搭載されていません。
「Nest Wifi Pro」は海外で10月4日から予約開始、発売は10月27日となっていますが、残念ながら日本でのリリースについては不明です。
初期のNest Wifiは登場したもののその後にリリースされた新モデルは発売されなかったため、「Nest Wifi Pro」が発売されるかは微妙なラインです。ただ、対応言語に日本語も含まれているので発売されてもおかしくはないと思います。
筆者としてはGoogle製品で固めたいところなので発売を期待していますが、果たしてどうなることやら。