GoogleはGoogle Meet 利用時のバックグラウンド処理(ビジュアルエフェクト)による影響を最小限に抑えるためにクラウド処理を導入し、またユーザーはより正確な背景ぼかしや置き換え、没入型背景などの改善を行ったことを明らかにしました。
エフェクトをクラウド処理できるようになったことで、デバイスベースとクラウドベースのエフェクト処理を自動的に調整し、背景エフェクトの品質を最適化しながらバッテリーを節約し、デバイスのCPU使用率を最大30%節約できるとしています。
また、この機能をサポートするエフェクトは、最初は背景ぼかしと光の調整を有効にした場合となっていて、背景の置き換えなどの追加エフェクトがある場合のサポートは今後追加される予定です。
例えばエントリーレベルのChromebookなどでは、Google Meetで背景エフェクトを利用しながら別の作業をしようとする場合などは少々辛いところがありましたので、それが少しでも改善するのであればありがたい変更点だと思います。当然、ハイエンドChromebookでもゆとりが生まれますし、バッテリー駆動時間に少しでもプラスになるのであれば助かります。
この変更について、管理者・ユーザーとも特に操作することはなく、すでにすべてのユーザーが利用可能となっています。ただし、クラウドベースの処理についてはいくつかの一定以上の有料アカウントと国でのみ利用可能となっています。
対象となるGoogleアカウントは、Google Workspace Business Standard、Business Plus、Enterprise Standard、Enterprise Plus、Workspace Individual ユーザーで、対象国(北米、ヨーロッパ、北アフリカ、中央アジア、東南アジア)で対象デバイスを使用して利用できます。なので、現時点で日本は含まれていないようですね、残念。
詳細については、Google Meet ヘルプ をご覧ください。