先日、ほぼ全てのスペックが明らかされてしまいましたが、Samsungが折りたたみ式(フォルダブル)スマートフォンの最新モデル「Galaxy Z Fold 4」および「Galaxy Z Flip 4」を海外で発表しました。
「Fold / Flip」は前モデルと同様に横方向の折りたたみと縦方向の折りたたみという違いがあり、細かな点でスペックなども異なりますが、どちらもSnapdragon 8+ Gen 1を搭載したハイエンドモデルという扱いになっています。
スペックについては前回の記事である程度まとめていますが、改めて紹介していきます。
Galaxy Z Fold4
OS | Android 12L |
外部ディスプレイ | 6.2インチ 2316 × 904 120Hz |
内部ディスプレイ | 7.6インチ 2176 × 1812 120Hz |
CPU | Snapdragon 8+ Gen 1 |
RAM | 12GB |
内部ストレージ | 256GB 512GB 1TB(地域による) |
カメラ | 50MP(メイン, OIS) 12MP(超広角) 10MP(3倍ズーム) アウト側セルフィー 10MP イン側セルフィー 4MP |
バッテリー | 4,400mAh 25W有線充電 15Wワイヤレス充電 |
その他 | 指紋センサ NFC eSIM Sペンサポート IPX8 |
サイズ | [閉じた状態] 155.1 x 67.1 x 15.8 mm[開いた状態] 155.1 x 130.1 x 6.3 mm |
重さ | 254g |
米国価格 | 1,799ドル(約24万円)から |
内側にあるメインディスプレイは7.6インチ、可変リフレッシュレート(1~120Hz)をサポートしたDynamic AMOLED 2Xとなっていて、外側には6.2インチの同じく可変リフレッシュレート(48~120Hz)をサポートしたディスプレイを採用しています。
リアカメラは前モデルよりアップグレードされたメインの50MP(f/1.8)、3倍光学ズームの10MP望遠カメラ、そして変わらないのが超広角カメラの12MPです。フロントカメラは4MPと外側ディスプレイ部分に10MPを搭載。バッテリー容量こそ変わらないものの、細かな最適化により駆動時間を2時間延長しており、アプリケーションの最適化やSペン機能の改善なども行われているとしています。
価格は米国で1,799ドルからとなっていて、直換算したら約24万円とかなり高額なデバイスとなりました。
Galaxy Z Flip 4
外部ディスプレイ | 1.9インチ 512 × 260 |
内部ディスプレイ | 6.7インチ 2640 × 1080 |
CPU | Snapdragon 8+ Gen 1 |
RAM | 8GB |
内部ストレージ | 128GB 256GB |
リアカメラ | 12MP(メイン) 12MP(超広角) |
フロントカメラ | 10MP |
バッテリー | 3,700mAh 25W有線充電 15Wワイヤレス充電 |
その他 | 指紋センサ NFC IPX8 |
サイズ | [閉じた状態] 84.9 x 71.9 x 17.1 mm[開いた状態] 165.2 x 71.9 x 6.9 mm |
重さ | 187g |
こちらもリークどおりの仕様と言えますが、ディスプレイは可変リフレッシュレートをサポートしたDynamic AMOLED 2Xを採用し、外側には1.9インチのカバースクリーンも搭載、こちらは音声機能によるメール返信なども利用可能となっています。
カメラは「Z Fold 4」に比べて控えめな画素数ですが、従来よりも暗所での撮影性能を改善した12MP広角と12MP超広角カメラを備え、フロントカメラは10MPを搭載しています。また予定通りバッテリー容量が3,700mAhへと増量され、急速充電やワイヤレス充電もサポートしています。
米国での販売価格は999ドル(約14万円)と「Z Fold 4」よりはお得で、過去の折りたたみ式スマートフォンのハイエンドモデルと比べても大きな高すぎるというわけではなさそうです。ただ現在のドル円相場を考えると、素直に14万円程度で買えるとは思いませんが…。
今回の発表では、折りたたみ式スマートフォンだけではなくスマートウォッチの「Galaxy Watch 5 / 5 Pro」や完全ワイヤレスイヤホンの「Galaxy Buds 2 Pro」も登場しています。
現時点では日本国内への投入は明らかにされていませんが、前モデルがキャリアからの販売となっていますので、もし登場するとしてもSIMフリーモデルなどではなくキャリアを通じて投入される可能性があります。